日本企業の支援する台湾クラウドファンディング

ZECZEC

こんにちは、台北パスポート大野です。今では当たり前の用に耳にするようになった「クラウドファンディング」。日本ですと「MAKUAKE」「CAMPFIRE」が有名なプラットフォームで、弊社の中国義烏市で商品仕入れ代行をご利用のお客様も、クラウドファンディングで資金調達をした上で量産依頼があったりします。

すぐに台湾の越境EC、貿易輸出、クラウドファンディングについてご質問、ご要望の方は
ぜひ以下のページより、お問い合わせ、または資料請求をお求め頂ければと思います。

何年も前にキングコングの西野亮廣さんがクラウドファンディングをやっていることを、テレビ番組で他の芸人に詐欺師と茶化されているのを当時笑って観ていました。今私が代理店として分かりやすく言うならば、新商品リリースのためのプロジェクト発案者にとってはリスクの少ない「資金繰り」であり、支援者(購入者)にとっては商品の「予約購入」と考えていいと思います。

集まった資金に対しての商品やサービスの提供は「リターン」と言われていて、商品の出品プロジェクトにおいてですが、当然かかるコストや納期がどれぐらいかを事前に確認して「リターン」の価格を決めます。

またその「リターン」の予定の発送時期もプロジェクトページ、もしくは各「リターン」に表記する必要がありますので、生産納期、輸送納期、検品期間や商品によっては通関期間に時間を取られることもあるので確認が必要です。

クラウドファンディングで商品を買う人は、比較的納期がかかることを知って利用をしておりますが、先に支援者(購入者)の支払いがあるからこそ、しっかり上記の確認をして、商品が支援者の手元にスムーズに到着できるようにすることが大事です。

台湾のクラウドファンディングは有名なところですと「ZECZEC」「flyingV」「Wabay」この3つのプラットフォームが多く利用されております。特に「ZECZEC」に関しては台湾でのクラウドファンディングで一番使われてますので、弊社も代行をするにあたりこちらから出品を致しております。

ZECZECは2011年に設立され、日本でいうところのサブカル風でシンプルです。プロジェクトは非常に多様で知名度も高く、現在のプロジェクト数は約7,000と台湾では圧倒的です。

WaBayは2021年に貝殼放大群眾募資顧問公司によって設立されたプラットフォームで、運営理念は「信頼と責任」。主なプロジェクトタイプは公益、映画作品、デザインなどがあります。

flyingVはZECZECより1年遅れて設立されたプラットフォームです。主なプロジェクトタイプは家電、ガジェットなどで、そのためflyingVのスタイルはテクノロジー風です。


ZECZECのHP内でキーワード「日本」で検索をかけて、いくつ商品が出てくるか調べてみました。
もう、めちゃくちゃ時間かかりました。リストにしたところ300弱。
タイトルや本文に「日本」とついてるけど、日本商品とは言えないものなど精査しまして、
カテゴリー毎に支援者数の多いものから上位20紹介しますと以下になります。


補足を加えますと、1位のデジタル商品。自分の名前を数種類の筆記体をデータとして納品してくれるものです。それが8,391件の支援数があるので8,391通りの名前を通常のリターン、5フォント1セット「ビジネス体」「速記体」「一筆体」「縦書き」「英語体」で作成するので、すごい量を作成する感じですね。

また「マッサージ機」や「財布」「爪切り」が上位を占めてますが、同じブランドの商品が新商品の度にプロジェクトに出して支援者数を増やしているようです。また21位、22位にはタンブラー、赤ちゃんの抱っこ紐(兼バッグ)といった商品が続きました。

以前のブログ|一挙両得!台湾市場アンケート「Survey cake」について |にも書きましたが、ZECZECに限らず、他のクラウドファンディングのプラットフォームでも「SURVEY CAKE」とよばれるアンケートを利用したプレローンチ戦略で集客することを推奨しております。

「類似商品を普段どういった用途で作成しているのか」「今回紹介するこの商品のどの部分が気に入りましたか」「早割をご希望の場合はLINE登録して下さい」「年齢」「性別」などなど、アンケートの面もありますが、商品の訴求もしてたりします。LINEもしくはFacebokページに集客したユーザーに対して公開前~公開期間に出品情報を適宜配信していくことでターゲットに訴求する形となります。

では今回のブログは以上となります!詳細については「資料請求」「お問い合わせ」のご相談を承っております!また次回も宜しくお願い致します!