【No.3】台湾SHOPEEマーケティング戦略

台湾SHOPEE

こんにちは台北パスポート大野です。今回は台湾のSHOPEEマーケティングについて解説したいと思います。SHOPEEプラットフォーム上で商品のインプレッションを増やす広告や、値引き、クーポンと行ったキャンペーンがあることを前回のブログで紹介を致しました。商品によりますが、代理で出品するまでは比較的簡単にすぐ出品はできます。

問題は出品がゴールではなく、出品した後に広告を含めマーケティング戦略をどうとっていくかが重要になります。googleやFacebook広告などに有料で広告をかけるべきか、またはSNSで無料で情報を発信して流入を増やすかご案内を致したいと思います。台湾での販売代行等ご要望については下記より、お問い合わせをお待ち致しております。

インターネット、SNSの時代では購入プロセスの基本モデル「AIDMA」が、
「Attention(認知) Interest(興味) Desire(欲求) Memory(記憶) Action(行動)
今のSNSの時代古いため、新しいプロセスモデルが続々出てきておりますが、私としてはむしろSNSが出てきてから一層のこと「AIDMA」の認識が重要じゃないかと思っております。

ECサイトに商品を出品したらいきなり「認知」してもらえて、「興味」を持ってもらえて、「欲しい」と思ってもらえて、「記憶」してもらえて、「購入」してもらえるって、ハードル高すぎです。結局これらには「お金」「時間」をかけて解決していくしかないです。

  • お金をかける⇒広告を出す/または代理店へ委託する
  • 時間をかける⇒無料であるSNSを利用して時間をかけて投稿していく

そうしてはじめて商品ページへのトラフィック(流量)を増やして、認知を増やして、その後の購入へ繋げて行きます。ただし最終的に最後の「購入」につなげるには、価格、商品が市場のニーズに合うかなど、条件などが関わってきます。

台湾SHOPEEのプラットフォーム自体もそうですし、Google、Facebook広告を使えば、すぐにトラフィックの獲得ができ、加えてターゲットを設定できるため、予算が有るならば広告をかけるメリットがあります。

一方で予算が無いなら無いなりに、SNS、特に今は動画マーケティングが主流となっており無料で情報を発信することができます。動画が主流である理由としては、バナー広告と比較して情報量が多く、また記憶に残りやすいので、エンゲージメント率が高いとされております。

昔はInstagramのFeedできれいでオシャレな画像が多かったかと思いますが、2024年はストーリーズやReelsの投稿がアルゴリズムで優先的に多くの人に見られるようになってます。youtubeも横長動画に加え、縦長のShort動画の再生数がとても伸びてます。このように無料で商品発信ができることのメリットが大きい一方で、

デメリットとしては見てもらいたい人にターゲットできず、動画の編集時間に大きく時間が取られてしまいます。動画編集は台本づくりから撮影、編集と本当に時間が取られます。動画作成をしている時間を他の仕事に回せられるんじゃないかと気持ちになりますが、結局トラフィック獲得にはお金も時間も、どちらもかかるものだと諦めるしか無いです。

  • 広告 ⇒【短期でトラフィックを獲得】
  • SNS  ⇒【地道にトラフィックを獲得 ※一応バズる可能性も有り】

予算が有るならば、広告とSNSのハイブリッドで運用していくことをお勧めいたします。例えばSNSを月に4件、6件投稿をすれば誰かが商品を買ってくれるということはないです。また広告を出したからといって流入してくる人がすべて商品を買ってくれるわけでもございません。

地道にデータを分析したうえで、広告やSNSに投稿している画像や動画のクリエイティブを改善すべきかか、それとも商品ページの方のクリエイティブを改善すべきか、もしくは根本的に価格が消費者に合っていない、または商品自体がニーズ合ってなかった、などを終わるまでずっと試行錯誤をしていく必要があります。

例えばECでは「カゴ落ち」という最終的に購入に至らない一歩手前の状態があるのですが、これも理由が様々です。カートに入れたものの、他の商品と比較して購入を辞めたのか、はじめてのサイト訪問でアカウント登録をしたくなかったか、サイトの読み込みが遅かったから離れてしまったなど、そういう原因を考えて、改善していく形となります。

上記はSHOPEEのセラープラットフォーム上にあるデータ分析ページです。該当する商品のページの「訪問者数(PV)」「商品をカートに入れた人数」がデフォルトで確認することができます。

上記グラフの12日から15日は多少の10人に満たない「自然流入」はありますが、16日から18日までの週末だけに広告をかければ「訪問者数(PV)」が増え、「カートに入れる」数が増えてます。ただし広告費用が少なければ一日あたり117人規模の「訪問者数(PV)」となります。

広告費用などを顧慮しつつも「訪問者数(PV)」は仮に月間10,000PV、日間300~1,000PVなど目安を決めて、経過を見ていくという流れになります。こうしてECモール上のプラットフォームにおいても指標となるデータを抽出することができますので、これを元に修正をかけていくことができます。

では今回は以上となります。また次回もぜひご参考頂けたらと思います!