【2025年最新情報】Shopee Japan 出品者必見!配送サービスの変更点と実際に試してみた結果を公開!

台湾SHOPEE

Shopee Japanでは、2025年春より台湾向け配送サービスに大きな変更が行われました。これまで利用されていた国際宅急便各社との提携が終了し、今後はShopeeが提供する専用物流「SLS(Shopee Logistics Service)」を通じた出荷が基本となります。この記事では、変更の内容と出品者が取るべき対応について解説します。

2025年3月末をもって、台湾Shopeeでは以下の国際宅急便の利用が終了しました

  • EMS(日本郵便)
  • DHL
  • ECMS
  • 佐川急便(Sagawa Express)
  • ヤマト運輸(黒猫)
  • FedEx

これにより、日本の出品者はこれらの配送業者を利用して台湾に直接商品を送ることができなくなりました。

今後、Shopee Japanで台湾の消費者に向けて商品を出荷する際は、以下の流れとなります

  1. 出品者 → Shopee日本倉庫(東京都江東区新砂)へ納品
  2. Shopee日本倉庫 → 台湾のShopee物流ルートを通じて配送
  3. 台湾の消費者 → Shopee店到店やShopee直営店で商品を受け取り

この仕組みによって、配送の一元管理が可能となり、紛失や遅延などのリスクも軽減されるメリットがあります。

3月末にEMS、ECMS、佐川、クロネコヤマトを始めとする、日本から台湾のShopeeユーザーの自宅に届く「Shopee日本-宅配(その他物流)」が終了しました。そして4月から、新しく「Shopee日本-宅配」の利用が可能になっています。ただし、Shopee公式サイトにはこの新サービスに関する情報は掲載されていません

もともと「SLS(Shopee Logistics Service)」というサービスが存在しており、台湾のShopeeユーザーは自宅近くの「Shopee直営店(蝦皮店到店)」を受取先に指定できます。日本のShopee出品者は、東京都江東区新砂にあるShopeeの転送拠点に商品を発送すれば、Shopee側がその後の配送を引き継ぎ、台湾の指定店舗に届けてくれる仕組みです。

4月14日時点では、システム上ではこの新しい運送方法が選択可能となっているものの、Shopee公式には詳細な運用ルールが掲載されていない状態でした。そのため弊社では、実際に自社のShopee Japan出品アカウントを使って商品を出品し、台湾にいるスタッフが購入して、新配送方法の流れを検証してみました。出品した商品が購入されると、管理画面からShopee直営店への発送と同様に伝票が出力できるようになります。

こちらが伝票になります。 ※画像を添付(伝票の、番号、住所、名前はモザイク処理)

伝票上に「黑貓宅急便」とあります。これはつまり、Shopeeとクロネコヤマトが提携をしたと考えて良さそうです。ちなみに台湾のクロネコヤマトは「統一企業」という台湾で大手の企業がライセンス契約して運営しています。台湾でも日本と同様に、クロネコヤマトのトラックやドライバーをよく見かけます。

発送は従来通り「江東区新砂」のShopee倉庫へ。カスタマーにも確認を行い、SLSで問題ないことを確認しました。また、ついでにサイズ規定についても確認しました。

【Shopee日本-Shopee直営店】

  • 3辺合計最大サイズ(縦+横+高さ):105cm
  • 1辺最大の長さ:45cm
  • 最大重量:10kg

【Shopee日本-宅配】

  • 3辺合計最大サイズ(縦+横+高さ):150cm
  • 1辺最大の長さ:規定なし
  • 最大重量:20kg

公式サイトでは、SLSのリードタイムは7~10日とされています。今回の実証結果では、以下のような配送スケジュールとなりました↓↓↓

  • 4月14日:伝票を出力
  • 4月15日:弊社の茨城倉庫から発送
  • 4月16日:日本の物流センターに到着、伝票スキャン
  • 4月17日:物流センターを出発
  • 4月18日:台湾で通関完了(早い!)
  • 4月19日~21日:台湾国内で転送中
  • 4月22日:配達中 → 受取方法を「店頭受取(セブンイレブン)」に変更
  • 4月22日:セブンイレブンに到着
  • 4月24日:荷物を受け取り(※これは弊社都合で遅れただけ)

最初は自宅配送を選択していましたが、不在のため、配達ドライバーに連絡し、近所のセブンイレブンに受け取り場所を変更しました。「え、そんなことできるの?」と日本人スタッフは驚いていましたが、台湾ではこのような変更は一般的です。

結果的に、茨城から台湾の指定住所まで、合計9日間で到着しました。越境ECにおいて、約1週間で届くのはかなり早い部類です。参考までに、中国大陸の最大手EC「淘宝(タオバオ)」中国国内が広いので、台湾への転送拠点の厦門それから上海に到着するまで日数もかかるということもあって、だいたい2週間前後になります。

配送業者の変更により、出品者の業務にも影響が出る可能性があります。
以下の対応をおすすめします:

  • Shopee日本倉庫への納品準備:
    出荷スケジュールや配送ラベルなど、事前にルールを確認して対応しましょう。
  • コスト管理:
    自社発送と異なるため、倉庫利用料や送料がどのように変化するか確認が必要です。
  • 顧客対応の調整:
    到着日数や受け取り場所の案内方法など、購入者への説明文も更新しておくと安心です。

今回の変更により、Shopee Japanで台湾向けに販売する際の物流手段は「SLS(Shopee指定倉庫経由配送)」に一本化されました。これにより、より安定した配送体制が整う一方で、出品者側にも新たな対応が求められます。弊社では、SLSへの切り替え方法や、Shopee倉庫納品時の注意点についてもサポートしておりますので、ご不明点があればお気軽にご相談ください。


今回は以上となります!弊社では台湾への越境EC、現地出品、広告代行に加え、商談への通訳同行、資料翻訳などビジネスサポートを承っております!ご相談、お見積りは以下からお問い合わせください!