台湾の物流について

台湾物流

こんにちは、今回は台湾越境ECに関心のある皆さんへ台湾までの物流事情についてご紹介したいと思います。弊社は中国輸入代行の「イーウーパスポート」の台湾支店「台北パスポート」として台湾でのEC販売やクラウドファンディングをサポートしております。

日本のアマゾンや楽天などのEC販売をされる際には、商品原価や輸入コスト、EC手数料、加えて弊社のような代理店にかかるコストなど含めて、商品1個あたり、いくら利益を何%のせて販売するか検討される形になります。弊社を利用した場合、台湾への発送ルートは以下2パターンになります。

①日本から台湾の消費者へ直送[EMS]

【メリット】

・個人間輸送扱いなので通関に引っかかりにくい
・関税が発生しても台湾消費者の負担
・小ロットからでも始めやすい

【デメリット】

・一個あたりの輸送コストが高い
・コンビニ受取ができないため、利用者の購入のハードルが高い。(※台湾はネットショッピングの商品受取をコンビニ指定する割合が50%以上)
・ユーザーへの納期が遅くなる。

②台湾拠点へ納品した後、拠点から消費者へ転送[スコアジャパン等]

【メリット】

・大ロットで発送すれば1個あたりの輸送コストが安くなる。
・台湾内での発送なのでコンビニ受取ができる。
・在庫があるためユーザーへの納期が早い。

【デメリット】

・商品によってはBSMIや衛生福利といった機関に商品検査を依頼する必要があり、時間と検査コストがかかる。
・正式通関または簡易通関で輸入するため、関税、営業税、輸入手数料が発生する。
・売れない場合は台湾で保管費用がかかる。

仮に日本から原価250円重さ1kgのお椀1個をEMSで台湾へ輸出するとして、いくらになるか輸入コストをざっくりと計算してみましょう。以下動画のシミュレーションで表示されてる運送料金表はこちらより資料請求頂けます。

台湾拠点に納品してから転送した場合は下図の通り。

動画のEMSとは条件変わって、仮に24個1箱、24kgをスコアジャパンで輸出した場合、概ね通関費用が下図の内訳でかかるかと思います。加えて転送費用には「資材費」「台湾域内送料」がかかります。ただ動画で計算した1個だけをEMSで直接送るより、1個あたりの単価がぐんと下がります。

輸入時の関税と営業税(消費税)の計算

輸入時にかかる関税と営業税の計算方法は日本に海外から輸入する時と同じです。営業税は日本で言うところの消費税に当たります。

【関税】=インボイスの申告金額×商品毎の関税税率
【営業税】=5%×(インボイスの申告金額+関税)

前述しました「BSMI」「衛生福利」は日本でいうところのPSEや食品衛生に相当します。当社では原則正式通関にて申告しますが、電子、通信機器や化粧品、薬品、食品などは事前の申請が必要となります。加えてECサイトやZECZECなどのクラウドファンディングは事前に申請、検査をして台湾の基準を満たしていないと出品することもできません。出品商品を精査しながらぜひご相談、お問い合わせ頂けたらと思います。

先に資料をご確認したい方はこちらから