こんにちは、台北パスポートの大野です。皆さんは日本でAmazonや楽天の商品を購入する際の決め手はなんでしょうか。まずは欲しいものを検索して、目についた検索結果の商品画像を1列、2列をざっと目を通す感じですよね。
なので初めてECサイトに出品した商品ページは、私は必ず閲覧数、CTRを伸ばせるよう、広告予算を設けたほうがいいと話をしています。そして消費者が商品をクリックするかどうかを決定する重要なもう一つの要素である「商品画像」について説明をしていきたいと思います。
メイン画像が重要な理由
- 検索結果での第一印象を決定
- クリック率に直接影響
- 商品の魅力を瞬時に伝える必要性
- 競合との差別化要因
SHOPEEでは商品画像が最大9枚、画像のアップロード1枚目が「メイン画像」となります。アップロード後に「メイン画像」を選択する事ができます。ほとんどの消費者は商品ページの閲覧に。非常に短い時間の中で判断をするため、「メイン画像」が上記4点をカバーできているかが重要となります。シンプルに言うならば「メイン画像」は、「商品がクリックされるかどうか」「消費者をショップに誘導できるかどうか」の特徴を持ってなくてはいけません。
メイン画像の4つの基本タイプ
単色背景画像
特徴と利点:
- シンプルで商品を際立たせやすい
- ブランドの統一感を出しやすい
- 商品への視覚的干渉が少ない
注意点:
- 撮影と後処理に十分な注意が必要
- デザインの自由度は比較的低い
Amazonだと「メイン画像」は白背景が基本となります。そうなりますと今ではネット上で、AIが随分きれいに切り抜きをしてくれますが、被写体のアウトラインを囲うだけでいいならばPhotoshopがまだまだきれいだなと思っております。単一色であっても商品本体の質感やベースカラーに合わせて背景色を決めてみて下さい。
商品の使用画像
特徴と利点:
- 商品の使用シーンを具体的に表現
- 没入感のある購買体験を提供
- 商品の魅力を文脈的に伝える
注意点:
- 背景は簡素に保つ
- 商品を主役にする
- 撮影環境の質が重要
実際にモデル使った使用シーンは商品の用途や使用方法が観てすぐ分かるのが特徴です。またその商品が使われるシーン、環境がイメージしやすい画像も重要です。たとえば上記のタオルであれば、浴室やキッチンに掛けられてる場面がイメージしやすいかと思います。販売商品なので、以下説明する詳細画像を続けてアップロードしてます。
詳細画像
特徴と利点:
- 商品の質感を直接的に伝える
- テクスチャや素材感を強調
- 購買意欲を高める効果
活用方法:
- 素材感の表現に注力
- クローズアップショットの活用
- 商品特徴の視覚的説明
商品によっては材質や質感が分かるように接写した画像も必要となります。タオルであれば接写で撮影した写真も「メイン画像」に適しているかと思いますが、一方で今回のタオルの用にプリントされたものや柄物、またカラーによってSKUが複数ある場合は、一緒に合わせて撮ることで商品ページ内に該当の商品かつ希望の色が分かりやすくなります。
合成画像
最適な使用場面:
- 化粧品
- デジタル製品
- 高反射素材の商品
デザインのポイント:
- 同系色の活用
- 商品との調和
- シンプルな要素構成
上記動画のように簡単なレタッチや画像合成とは違い、フォトショップもしくはイラストレーターを使い本物に見える商品画像をつくることもできます。弊社ですとそれは専門外となりますので、専門で作成できるデザイナーを探す必要があります。恐らく商品によっても専門が違ってくるため依頼する内容によってはコストも高くなるかと思います。
SHOPEE出品の画像/動画の規格と準備
【画像】の基本仕様
- 最低解像度:500×500ピクセル
- 推奨解像度:800×800ピクセル
- アスペクト比:正方形(1:1)
- 必要な枚数:最低3枚(異なる角度から)
【動画】の基本仕様
- 形式:MP4
- 長さ:10-60秒
- 最大解像度:1280×1280ピクセル
- ファイルサイズ:30MB以下
必要な機材
- 1200万画素以上推奨
- スマートフォンでも可能
- 標準レンズ推奨(広角・魚眼は避ける)
- 三脚(手ブレ防止に必須)
- 背景布(白または黒)
- ライト
画像編集のガイドライン
- テキスト追加は30%以下に抑える
- イラストは補足的に使用
- 商品の色味は実物に近づける
- 不自然な加工は避ける
最終的に画像にテキストを入れるのか、もしくはロゴを入れるのかバナーテキストも重要となってきます。台湾ではAmazonではなく楽天のように情報量の多いカラフルな画像が好まれるといいますが、一方で好きな雑貨のジャンルに北欧テイストや日本の無印良品のテイストが好きな方も一定数います。商品自体のもつイメージをベースにしつつ、加えてブランドのイメージにも合うような画像作りが重要となります。
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