【保存版】日本から台湾への発送方法と関税計算ガイド

台湾物流

こんにちは、台北パスポート大野です。日本から台湾への越境ECや輸出を検討されている方にとって、物流や関税の計算は重要なポイントではないでしょうか。本記事では発送方法や関税の計算方法など、知っておくべき重要な情報をわかりやすく解説致します。国際配送のプロセスを理解し、効率的かつ経済的に荷物を送る方法をマスターしましょう!

  • EMS(国際スピード郵便)
  • SAL(エコノミー航空便)
  • 国際船便
  • 国際宅配便(DHL、FedEx、UPSなど)

それぞれの特徴、所要日数、料金を比較し、荷物の緊急性や予算に応じて最適な方法を選びましょう。EMSと国際宅配便について以下ご案内致したいと思います!

EMSのメリットとデメリット
【メリット】
  • 速達性:通常3-6日程度で配達
  • 追跡サービス:詳細な追跡情報が利用可能
  • 日本郵便の窓口で簡単に発送可能
  • 比較的安価な料金設定
  • 実重量計算 ※30kgまで
【デメリット】
  • 国際宅配便と比べると若干遅い
  • 大型の荷物には不向き
  • 土日祝日は配達されない場合がある
  • 台湾でコンビニでの受取りができない

EMSは、個人間取引や小規模ビジネスにとって非常に使いやすい国際配送サービスだと言えます。特に、日本郵便の窓口で簡単に発送できる点は、個人ユーザーにとって大きな魅力だと思います。また、比較的安価な料金設定と容積の大きさに左右されない30kgまでの実重量での送料請求は、様々な種類の荷物を送る際に柔軟性を提供します。

一方で、大規模なビジネス利用や超高速な配達が必要な場合には、やや物足りない面があります。土日祝日の配達の不確実性や原則貨物集荷に来ないため近場に郵便局がなければ、反対に出荷作業は手間となってしまいます。

国際宅配便(DHL、FedEx、UPSなど)のメリットとデメリット
【メリット】
  • 超高速配達:最短で1-3日程度
  • Door to Doorのサービス
  • 大型や特殊な荷物にも対応可能
  • 取引量によって送料が安くなる
【デメリット】
  • EMSと比べて基本高額 ※上記のように取引量が多ければEMSより安くもなる
  • 重量や大きさによっては非常に高価になる
  • 配達地域によっては追加料金が発生する場合がある ※離島、遠地など
  • 個人利用の場合、発送手続きがやや複雑もしくは取引不可

総合的に見ると国際宅配便は、頻繁に国際発送を行うビジネスや、スピードと確実性を重視する法人にとって理想的な選択肢と言えます。特に、年間を通じて多くの荷物を発送する場合、割引契約によるコスト削減と高品質なサービスの両立が可能になります。ちなみに台北パスポートはやすい送料の料金表を頂けております。

しかし、発送頻度が低い個人ユーザーや小規模ビジネスの場合は、コストと必要なサービスレベルを慎重に検討する必要があります。場合によっては、EMSのような比較的安価なオプションとの使い分けが賢明かもしれません。

仮に日本から原価250円重さ1kgのお椀1個をEMSで台湾へ輸出するとして、いくらになるか輸入コストをざっくりと計算してみましょう。以下動画のシミュレーションで表示されてる運送料金表はこちらより資料請求頂けます。

シミュレーション「動画」

動画のEMSとは条件変わって、仮に24個1箱、24kgをスコアジャパンで輸出した場合、概ね通関費用が下図の内訳でかかるかと思います。加えて転送費用には「資材費」「台湾域内送料」がかかります。ただ動画で計算した1個だけをEMSで直接送るより、1個あたりの単価がぐんと下がります。

輸入時の関税と営業税(消費税)の計算「画像」

【関税】=インボイスの申告金額×商品毎の関税税率
【営業税】=5%×(インボイスの申告金額+関税)

輸入時にかかる関税と営業税の計算方法は日本に海外から輸入する時と同じです。営業税は日本で言うところの消費税に当たります。

電子、通信機器や化粧品、薬品、食品などは、日本でいうところのPSEや食品衛生に相当する「BSMI」「衛生福利」で検査、申請登録が必要となります。商品によっては原則正式通関にて申告をして、加えてECサイトやZECZECなどのクラウドファンディングは事前に申請、検査をして台湾の基準を満たしていないと出品することもできません。

台湾進出、台湾商品販売、台湾での現地通訳アテンドなど、リサーチ、交渉、コンサルティングなどご要望有りましたら、ぜひご連絡ください。